ET2011にいってきました(展示編)
Embedded Technology 2011
さて、今回は、ET2011に行ってまいりました。
場所はいつものパシフィコ横浜、みなとみらい線から徒歩3分ほどです。
天気もよく絶好の展示会日和です。
今回はマーベルジャパンさんがブースを出しておりますので拝見しに伺います。
まずはPXA618、ARMADA 600シリーズの中で、機能てんこもりのMCUです。
消費電力は少なく、なのに、FullHD対応、しかもセキュリティモジュール搭載で暗号処理もなんのそのです。
さて、そのPXA618を搭載した、VIZIO社の端末の展示です。
基本的にはパーソナルデジタルTVとでもいえばよいのでしょうか。VIZIO社はリーズナブルな液晶TVのメーカとして日本でもコアな層には知られているメーカですが、8インチのタブレットをパーソナルユースのテレビとして普及させる戦略を打ち出してきました。
前述の通り、セキュリティモジュールも搭載しておりますので、有料放送の復号化においてもPXA618は優位にあります。
そのハードウェア的な優位点とコンテンツの組み合わせを利用することにより新しいビジネスを創造することを意図していると思われます。Websiteを見たところ、ハードウェア、コンテンツとも戦略的な価格での提供がなされているようです。まぁ、日本語のコンテンツはほとんどないでしょうけど。
つぎはPXA510、ARMADAの中ではパワーモデルです。
PXA510はCPUがデュアルコアであるばかりではなく、豊富な周辺回路にも特徴があります。
おなじみのセキュリティエンジンはもちろんのこと、Gigabit Ethernetや、PCIe、ハードウェアレイヤーでの2D/3Dのグラフィックエンジンも搭載しております。
もちろん1チップ構成です。
これはそのPXA510をデジタルサイネージに応用した製品です。
Gadget的に画面上に自由にパーツを配置することができるソフトウェアがAndroid上に組みこまれており、自分の表示させたい(デジタルサイネージのメインとなる)アイテムと、その他の周辺情報などをうまく表示させることができます。
やや乱暴なくくりですがiGoogle みたいなものを想像すればよいようです。
このように画面も各要素毎に自動的に更新されていきます。
なお、PXA510はHDMIをサポートしておりますので、HD動画の出力も容易です。
このサイネージプラットフォーは D2Plug という、プラグコンピュータで実現されています。
ハードウェアについては別のものもあわせて後ほど紹介します。
某メイドだったエミさんがキャンペーンガールをやっておられました。
久し振りにお会いしましたが、いつも元気でキュートです。
衣装だけじゃなく、ツインテールまで含めて「仕様」だそうです。このツインテール娘にはどんな属性があるのでしょうか・・・
と、思ったらもうひとかた
いらっしゃいました。ちひろさん、と、おっしゃるそうです。エミさんとはこのお仕事以外でもお知合いのようですね。
もし聞きまちがいだったらすみません。
PXA168です。
すでに100万個以上を出荷した、ARMADA PXA100シリーズのフラッグシップがPXA168ですが、その出荷の原動力となったのが、1GHzまでの動作速度と集積度、そして低コストとのことです。
マルチメディアアクセラレータを搭載し、タブレット端末に求められる性能を持ちながらエントリ組み込み製品にも使用可能なコストということが評価されているのでしょう。
XBox 360 + Kinect
他の製品も写ってますが、XBox 360 + Kinectです。XBox360 のCPUは確かPowerPC のカスタム品だったはずなのになぜ?と思いましたが、Kinect の内部にPXA100シリーズが使われているそうです。そういえば以前トップページに載せた記憶もあります。
画面はDance Central 2 ですね。本サイト的では載せられなくなってしまいますが、Dance Central だけでも記事にならなくもないです。
エミさんが踊ってくれたら記事になるんですが、ブースの面積的にちょっとキビしいものがありました。なお、Kinect にCPUを載せた経緯についてはWikipediaのKinectのページが詳しいです。
キョク♪ナビ リモコン
カラオケにいくと良くみるイマドキ風のリモコンです。たしかに言われてみれば、これも一種のタブレット端末ですね。
詳しい仕様は非公開だそうです。
Aspelius
88AP166ということはPXA166ですね。まぁ ARMADA 100シリーズとしての展示ということなのでしょう。
PXA + Android + コア殿のフレームワークを用いた迅速なアプリケーション開発と展開の訴求をされていました。
楽天 × kobo
楽天が日本ではそんなに有名でない電子書籍とそのリーダ企業であるkoboを買収したニュースには驚かされました。
あれはkoboがAmazonのような国ごとのコンテンツではなく、ワールドワイドでの版権を持っているから、との分析が優勢のようですが、その端末にPXA166E が使われているようです。そういえば、eInkなどでMarvellさんは電子書籍に関する技術を蓄積していたのでした。なるほど、という感じです。
100万ユニット記念
そしてそのkoboのプレスリリースの文鎮がわりに、Armada 100 "Aspen" 100万ユニット達成記念オブジェが使われてました。
こんなところで使っていいんでしょうか?kinnectはワールドワイドで1000万ユニット売れているらしいですから、もう、100万ユニットなんか目じゃないってことなのかもしれません。
あまり説明の無い製品群その1
7インチタブレットとのことです。PXA168とAndroid 2.3を使っています。
あまり説明の無い製品群その2
有線USBデバイスサーバとのことですが、何をする製品かもう少しわかりやすい展示でもよかったと思います。
こちらにリンクを貼っておきますね。
88F6180だといわゆるKirkwoodですね。あ、今はPXA310ですか。
フラットーク
フラットークさんは単独でもブースをだされていましたが、内容的には同一ですのでマーベルブース内で伺ったことについてご報告します。
Trizeps + PXAモジュール
Trizepsモジュールとは、Marvell ARMADA及びPXAプロセッサをベースにした製品で、 Windows compact 7/ Windows phone 7 プラットフォームをサポートするものです
発表当初はWindows CE ベースでしたが、現在は Windows 7 系の組み込み環境がメインのようです。
usb2Demon for Marvell
usb2Demon は Windows PCから、Trizepsモジュールをデバッグするためのツールです。基本的には JTAGデバッガです。
Trizepsモジュールは基本的には開発に関連したビジネスを展開していくことを中心にしたビジネスモデルですが、こちらは単なる販売も視野に入れているそうです。
リーズナブルなJTAGデバッガを必要とする場合にはお問合せください、とのことでした。
G.hn Chip Sets
2 chip 構成の「線を選ばない」家庭内通信用チップセットです。詳しくはワークショップの解説にてご説明します。
Sandgate + EJScatt
お馴染みのSandgateシリーズとEJScattの展示がありましたが、たまたま説明の方がいらっしゃらなかったので、ソフィアシステムズさんのブースのほうに移動して聞いてみることにします。
ソフィアシステムズ
というわけでソフィアシステムズブースのほうにやってまいりました。
かなりのお客様がいらっしゃっている様子ですね。
Elbert
もはやおなじみとなりましたElbertです。PXA168搭載、単体で45x50mmという小さなフットプリント、 Sandgate4を先行試作品として開発用に使えるというメリットは非常に大きいようです。
この展示ではハンディPOS端末のコアとして使うという点を訴求しています。 各チェーン店向けや、個別店舗向けに個別にソフトウェアを入れかえるような仕組みは容易に実装可能だと思われますので、応用範囲は広いと考えられます。
Sandgate4
同じものがMarvellさんのブースにもありましたが、こちらではSandgate4のデモを見ることができました。
最近ではいわゆる回転寿司屋さんで発注端末を置く店が増えましたが、 Sandgate4 (= Elbert)上で、こういうものを簡単に作れるツールキットを作った会社さんがいらっしゃるとのことでした。
居酒屋端末?
Android上のソフトウェアで、ちょっとMarvellさんのブースでも出てきましたPXA510のデジタルサイネージのようにガジェット的に組みあわせるだけで、 このような画面が簡単に作れてしまうとのことです。
これに実際の発注、発送(というか厨房から客席までですが…)管理の仕組みを組み合わせることで、比較的容易にこのようなシステムを組めてしまうとのことでした。 実際の端末は防水とか落下も含めた堅牢性が要求されますが、開発段階ではSG4でテストできるということです。
非常に興味深いソリューションだと思います。
D2Plug, DreamPlug
PXA510のデジタルサイネージのデモのところでも使用されていたのが、このD2Plugです。 D2Plugは基本的にはLinux(ubuntuだそうです)まで載っていてすぐに使えるプラグコンピュータです。PCIe以外のだいたいのインターフェースを使うことができます。もちろんHDMIでフルHD動画を流すことも可能です。
DreamPlugはそのPXA310版ですね。順序的にはその逆になると思いますが。しかし、Monahans と Kirkwood で同じPXA310という型番は昔からXScaleを追っていた身としては大変混乱します(念のため、こちらはKirkwoodです)
両方ともJTAGによるデバッグが可能です。
GuruPlug
D2Plug, DreamPlugがクライアントや端末的用途だとすれば、こちらの製品はサーバ用途となります。
こちらの黒いほうが純粋なサーバ用途のようです。CPUはPXA310(Kirkwood)、DDR2 512MB、Flash 512MBとなります。
GuruPlug Display
こちらの白いほうはディスプレイを利用するサーバ向け、ということになっています。
こちらのCPUはAspenこと、PXA168になります。800MHz動作ですが、1066MHzまでは拡張可能だそうです。
名無しのIPカメラ
まだ、名前は決まっていないそうです。IPカメラ、簡単セットアップが売りですが、モーションキャプチャ機能を備えており、リモートでWebブラウザから確認できるだけではなく、 なにか動きがあった時に事前に登録したメールアドレスに通報することもできるそうです。
広いうちでの防犯カメラや、マンション住まいでも、旅行時の監視用なんかにいいかもしれませんね。
ちなみに、既存の法人の統合監視システム(OpenView とか 千手 とか JP1 とか)に使えるよう、SNMPトラップを上げる機能があるかどうか聞いてみましたが、無いそうです。あくまで家庭向けの製品だそうです。
ミニプレゼンコーナー
最後にElbertのプレゼンを行っていたソフィアシステムズさんの写真を取って、Workshopへ移動します。展示に関してはここまでです。
以上
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